よくあるご質問
製品について
秘密分散技術に基づいた、PCデータの情報漏洩を防ぐソリューションです。 仮想ドライブを作成し、仮想ドライブに機密データを保存してデータを守ります。仮想ドライブは分散ファイル(分散片)に分けて保存します。分散ファイルが揃わないと仮想ドライブを復元出来ず、データは守られます。 また仮想ドライブを不使用時は、Windowsのデスクトップ等を通常に利用できないように設定可能です。
通常の暗号化ではデータ自体を鍵を用いて秘匿化し、データを保護するため、暗号鍵を盗まれたりパスワードを解読された場合に暗号が復号され、情報漏洩のリスクがあります。「ZENMU Virtual Drive」は秘密分散技術を用いて、仮想ドライブの分散ファイルを作成し、PCと外部ストレージの2か所に保管します。分散ファイルが揃わないと仮想ドライブを復元できません。
PCを社外等で紛失時、仮想ドライブ不使用の場合は分散ファイルが揃わないため、仮想ドライブが復元出来ず、情報漏洩を防ぎます。 また、仮想ドライブ使用時も、遠隔よりPCをロックし、仮想ドライブを使用不可にできます。
仮想ドライブの分散ファイルはPC上に1つ、外部ストレージにもう1つ作成されます。 外部ストレージはメインで使用するZENMUクラウドサービスと、任意で設定するオフラインストレージがあります。ネットワーク環境が無い場所でもオフラインストレージを使用して仮想ドライブの利用が可能です。
利用形態について
個人情報や機密情報等が保存されているPCを社外に持ち出す際、情報漏洩対策としてご利用いただいています。
Windowsログイン後、 秘密分散先である外部ストレージの分散ファイルが利用可能な場合、もう1片のPCの分散ファイルと復号され仮想ドライブが利用可能となります。
PCの内蔵ハードディスク内の領域を使用して仮想ドライブを作成します。USBメモリー等の外付けストレージと異なり、仮想ドライブを利用中は内部のファイル等はエクスプローラー等から参照可能です。しかし、仮想ドライブを利用する状態にしていないはエクスプローラー等から参照不可です。
ユーザー通常データを保存する、ドキュメントやデスクトップなどWindowsの既知のフォルダー仮想ドライブに配置し、意識しなくても仮想ドライブにデータを保存することが可能です。 また、Cドライブ等と同ように、仮想ドライブにフォルダーやファイルを作成・保存する事が可能です。
Cドライブ配下のドキュメントやデスクトップ等のWindowsの既知のフォルダー、Outlook2016のデータフォルダー、OneDriveのフォルダー等を仮想ドライブに移動可能です。 (特定の設定が必要です。設定方法については、お問い合わせください。)
PCと外部ストレージも分散保存された分散ファイルが揃わないと仮想ドライブを復元できません。片方の分散ファイルのみでは全く意味のないデータであり、情報を読み取れません。 仮想ドライブを使用中に紛失した場合も、PCをロックし、仮想ドライブの利用を停止する機能を備えています。本機能により、PC紛失時に悪意のあるユーザーが仮想ドライブにアクセスするのを防ぐことができます。
ZENMUクラウドサービス/クラウドストレージについて
必須です。クラウドサービスに登録したユーザーのみが仮想ドライブを作成可能です。
オフラインストレージを設定し、オフラインモードを利用している場合はネットワークに接続できない環境でも利用可能です。 ただし、仮想ドライブの作成時はネットワークに必ず接続されている必要があります。
変更できません。
Microsoft Azure IDのメールアドレスを利用可能です。ご契約の会社単位で、Microsoft Azure IDのメールアドレスを利用するか、それ以外のメールアドレスを利用するか選択可能です。
現在はお客様専用のZENMUクラウドサービスをご用意するサービスはご提供しておりません。
オフラインストレージについて
オフラインストレージ(Androidスマートフォン/iPhone/USBメモリ)を設定することにより、ネットワーク接続が許されない環境での作業時や外出先で仮想ドライブをオフライン環境でもご利用いただけます。
オフラインストレージとしてUSBメモリ、iPhone USB接続とBluetooth、Android Bluetoothをご利用いただけます。(Windows共有フォルダー、iPhone Bluetooth LEは利用できません。) Android BluetoothはAndroid 5.1 以上、Windows 10 バージョン 1803以降で利用可能です。Windows 10 各バージョンのサポートは、マイクロソフト社のサービス終了期間に準じます。
クラウドストレージとオフラインストレージを同時に利用していた場合は、元のデータの復元が可能です。オフラインストレージのみを利用していた場合は、オフラインストレージ側の最新の分散ファイルがないと仮想ドライブが復元できない為、場合によっては復元不可能です。 その対処策としてロールバック機能、フルバックアップ機能があり、ある時点までのデータまで復元可能です。
USB規格に準拠したUSBメモリがご利用可能です。オフラインストレージとして設定時、以下の情報が取得できないと設定できません。
- VID(Vendor ID)
- PID(Product ID)
- シリアル番号
スマートフォンをオフラインストレージとして仮想ドライブを利用時でも、通話の発信や受信が可能です。
ご利用のMDMソフト製品名、バージョンをご確認の上、弊社窓口にお問い合わせください。
PCにiTunesがインストールされている必要があります。iPhoneを経由してiPhoneとPCを接続します。
専用アプリ「ZenmuBT」が必要です。Google Playストアより入手可能です。
他製品との併用について
セキュリティ対策ソフトとの併用は可能ですが、除外リストに「ZENMU Virtual Drive」に関連する実行ファイル等を登録する必要があります。
Windowsベースのシンクライアント端末であれば、ご利用いただけます。
VDI導入をご検討中の場合、VDIセキュリティの観点では、VDIの代替としてもお使いいただけます。ただし、マルチデバイスアクセスは不可となります。OSやアプリケーション等はPCのリソースを利用するため、FAT PC(ファットクライアント)の高い利便性を確保して作業を行うことが可能となります。
動作環境について
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OS要件
- Windows 10 バージョン(64bit)、Windows10 IoT(64bit)
- バージョン1803以上 ※Windows 10 各バージョンのサポートは、マイクロソフト社のサービス終了期間に準じます。
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ハードウェア要件
- 推奨ストレージ:SSD
- 推奨メモリー:8GB以上
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ソフトウェア要件
- iTunes Ver 11.1以上:外部ストレージでiPhoneをUSB接続で使用する場合
- ZenmuBT(Android専用アプリケーション):外部ストレージでAndroidをBluetooth接続で使用する場合
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オフラインストレージ(オフライン時利用の外部ストレージ)要件
- USBメモリー:USB2.0以上(USB3.0/1GB以上を推奨)
- iPhone:モデルiPhone 5c以上、iOS7以上
- Android:Android5.1以上
処理速度はPCスペックに依存し、高速なものであればあるほど速くなります。
現行ではWindows版のみ対応しています。
海外でのご利用については、ご相談ください。
ライセンス体系について
1ユーザーあたり月額1,800円で、ご契約は年単位となります。
5ユーザーから購入可能です。
本Webサイトからのお申し込みで承っております。