ISMS認証取得をご検討中の方に向けて、ISMS認証取得のはじめの検討段階から審査当日に至るまでのすべてを23項目のTodoリストにいたしました。ぜひ本記事と併せてご活用ください。
対外的な信頼の向上、入札条件への対応
ISMS/ISO27001を取得すると、名刺やホームページにロゴマークを掲載することができます。ISMS/ISO27001を取得している企業は、情報セキュリティに関して高い信頼を獲得することができ、取引先条件において非常に有利(他社との差別化)になる場合が多くあります。
近年では行政機関の入札条件としてもISMS/ISO27001取得企業が条件として提示されることも多く、行政機関だけでなく、民間企業にもこの動きは確実に広まっています。
情報セキュリティリスクの低減
ISMS/ISO27001では、組織内の業務フローや情報資産を元に、定期的なリスクアセスメントを実施することを求めています。リスクアセスメントを行うことで、社内の情報セキュリティリスクを網羅的かつ定量的に表現することができ、各業務にどのような情報セキュリティリスクがあり、どれぐらい危ないかを、把握することが可能です。
また、リスクを把握することで、リスク対応の計画を立てることもできます。「リスクアセスメント→リスク対応」の取り組みを定期的に(例えば、年に1回)行うことで、組織全体の情報セキュリティリスクを低減する事が可能です。
社内の管理体制の整理、従業員の意識向上
情報セキュリティのレベルを高く保つためには、従業者の意識向上が不可欠です。ISMS/ISO27001では、定期的な従業員教育の実施が求められています。
他社の事故事例や、ありがちなセキュリティ事故、従業者一人ひとりが意識すべきポイントなどを教材としてレクチャーすることで、各従業者のセキュリティ意識向上に繋がり、誤送信や転記ミスなどのうっかりミスによる、セキュリティ事故を減らすことが可能です。
また、従業者教育を通して、社内のセキュリティ体制や、インシデント発生時の連絡方法を周知することで、社内のセキュリティ管理体制を強化することも可能です。
情報の活用、業務効率の向上
情報セキュリティには「可用性」という考え方があります。これは「許可された人であれば、いつでもその情報にアクセスできる性質」のことです。
すぐに目的の資料を見つけられない状態(例えば、キャビネットが整理されていなかったり、机の上が散らかっていたり)は、情報セキュリティ的には「可用性の喪失」となり、セキュリティレベルが低下している事になります。
ISMS/ISO27001の取り組みの中には、クリアデスクやクリアスクリーン、つまり「整理整頓」も含まれていますので、ISMSをうまく活用することで、社内の情報を整理し、業務効率を向上させることが可能です。
弊社では、こうしたISMSの認証取得をご支援するコンサルティングサービスを行っております。
認証の要求事項と会社の事情等の両方のバランスをとり、貴社で「運用できる」認証取得を年間580社※・18年の支援実績のノウハウで、専属コンサルチームが徹底サポートいたします。
※2023年8月1日~2024年7月31日のコンサルティング支援社数
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