情報は何処から漏えいするのか?
昨今情報漏えいによる問題は後を絶ちません。USBメモリによる情報の持ち出し、紛失や外部からの不正アクセス、メールの誤送信などニュースで取り上げられることも多々あります。
PC関連の情報漏えいが多いと思われる方もいらっしゃると思います。しかし実際の調査結果では、紙媒体による情報漏えいの件数が一番多いと報告されました。
特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)が2017年に発行した「2016年情報セキュリティインシデントに関する調査報告書~個人情報漏えい編~」には、2016年に発生した情報漏えいの件数は468件、この内47%にあたる220件が紙媒体であったと記載されています。
紙媒体による情報漏えいの件数はここ10年間最多数を継続しており、USBの持ち出しや不正アクセス等の攻撃にも注意が必要ですが、紙媒体も同様に気を配るべき情報漏えい源です。
例:重要情報が記載された資料を外出に持ち歩き、紛失してしまった等
印刷ログによる防止・発見が可能に
こうした紙媒体の情報漏えいを防ぐためにはどうしたらよいでしょうか。
ここでは直感的な操作性で、簡単にPCログの取得・管理ができるセキュログの「印刷ログ」機能をご紹介します。
セキュログでは印刷を行った端末名・時間・ファイル名をログで保存し、検索・確認を行える機能となっております。
この機能によって、誰がいつ、どのプリンターで、何を印刷したのか把握できます。
ファイル名でのログ検索もできるため、印刷してはいけないファイルを印刷したかどうかも、本機能で確認が出来ます。
社外への持ち出しも把握可能
悪意を持って情報漏えいに繋がる印刷物を持ち出す事案にも、対応可能です。印刷した記録が残るため、不審な印刷ログがあった場合、該当者に確認を行いましょう。
社内で印刷すると記録が残るため、USBフラッシュメモリ等に移動させ社外で印刷しようとする可能性もあります。この場合印刷ログではなく、「デバイスログ」に操作ログが残るため、察知することが可能です。
また事前に従業員にログを取っている事を周知しておけば、発覚の恐れが抑止力となる事にも期待できます。
2016年情報セキュリティインシデントに関する調査報告書~個人情報漏えい編~
発行元:特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会(2017年6月14日)