定期的なeラーニング配信や標的型攻撃メール訓練を行い、従業員の情報セキュリティ強化に取り組んでいます。
- 株式会社識学
- 「セキュリオ」運用担当者様
セキュリティ対策自己宣言をおこない、情報セキュリティに関する取り組みをされている識学は、その一環でセキュリティ教育クラウド「セキュリオ」を積極的に活用されています。今回は、経営推進部 総合企画課/情報セキュリティ事務局に所属して「セキュリオ」運用を担当していらっしゃる係長の安藤様と田中様に、具体的な「セキュリオ」の運用方法や成果についてお話を伺いました。
株式会社識学について
「識学」という独自のコンテンツで経営や組織コンサルティングを運用。また、「識学」を使った従業員向け研修や「識学」をベースとしたwebサービスの開発、提供、関連書籍の出版なども行っている。「識学を広めることで人々の持つ可能性を最大化する」との経営理念を掲げ、コンサルティング事業においては、経営者のマンツーマントレーニングや集合研修、評価制度構築などのサービスを通じて、企業の強みを見つけてパフォーマンスを伸ばしていくことをスタイルとし、企業の悩みを解決している。
- 本社:東京都品川区
- 設立:2015年3月
- 従業員数:194名(2022年3月現在)
- Webサイト:https://corp.shikigaku.jp/company
「セキュリオ」導入のきっかけは情報セキュリティの強化
「セキュリオ」をご導入されたきっかけを教えてください。
昨今、標的型攻撃メールなどの脅威が身近に迫っており、会社や従業員を守る必要があります。情報セキュリティに関する知識を補うため、従業員へ情報セキュリティに教育をおこなうとともに、意識向上・強化に向けて取り組みをおこなう中で、「セキュリオ」を知りました。
また、上場している背景もあり、入社人数も年々増えております。従業員数が増えていくにつれ、教育内容に偏りが出てしまったり、管理者側で個人ごとに教育状況の把握業務に負担がかかってしまうという懸念がありました。その背景の中で、eラーニングを利用して従業員全体で統一して教育をおこなうなど、クリアにセキュリティ教育をおこないたい、という思いがありました。
「セキュリオ」導入の決め手は何だったのでしょうか?
導入にあたり、3社ほど他社サービスも比較・検討しました。その中で「セキュリオ」は、eラーニングの機能において、既存の情報セキュリティ教材の他に、自社でオリジナル教材を作ることもできました。その機能があればセキュリティ教育のみならず、多様な教材にて従業員教育がおこなえるので、導入の決め手となりました。
従業員教育にてeラーニングや標的型攻撃メール訓練を活用中
現在貴社では「セキュリオ」のどの機能をご利用いただいているのでしょうか?
eラーニングや標的型攻撃メール訓練をメインに活用しています。
eラーニングでの従業員教育は、現在どのように施されているのですか?
月1回、定期的に実施しています。情報セキュリティに関する教育は、既存教材を利用して対応しています。
当社では3ヶ月に1度社内で情報セキュリティリスク判定を実施しており、そのリスクに該当する既存教材を選定し、配信しています。教材のバラエティが豊富なので使い勝手がよく、助かっています。
既存教材はレベル別に対応しており、基本的な内容の教材を選定して新入社員の研修時に利用するなど、セキュリティ教育に活用しています。
また、受講後のテストでは合格点に達するまで受講することができます。テスト問題もランダムで出題されるため、確実に知識を身に着けることができる点もポイントです。
標的型攻撃メール訓練での従業員教育は、現在どのように施されているのですか?
「セキュリオ」導入後、月1回ペースで複数回実施しました。日常的にもスパムメールが届いており、ある程度社内で怪しいと思しきメールははじいていますが、今後回避するためにも標的型攻撃メール訓練を実施しています。
実際に訓練をおこなう際は訓練対象者を絞り、訓練種類はリンク型や添付ファイル型など織り交ぜて行っています。セミナーの案内や業者からのお問合せを模した内容で行っております。 様々なパターンで複数回訓練を実施していても、開封してしまう従業員も中には見受けられるので、今後も引き続き行っていきたいと考えています。
eラーニングの機能さらなる充実に期待
今後の「セキュリオ」へのご要望や期待することがあれば教えてください。
eラーニングの動画配信機能にて、現在もYouTubeを用いた教材配信ができるので利用していますが、その他の動画教材も増えてくると教材として使える幅が広がると考えています。
動画教材だからこそ、しっかり視聴しないとテストに合格できないなど、理解度向上につながることもあると思うので、今後機能対応してほしいと考えています。
株式会社識学の皆様、お忙しい中ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
取材日:2022年3月