空から社会を支える共立航空撮影様。セキュリオの導入により、出張が多くても従業員全員が教育を受けられる体制を実現しました!
- 共立航空撮影株式会社
- セキュリオ ご担当者様
共立航空撮影株式会社について
共立航空撮影株式会社は、国内6か所に拠点を構え、それぞれに人材・航空機・格納庫・撮影機材などを配置し、航空写真撮影を通して空から社会に貢献する重要な役割を担っています。
近年では環境に配慮した運航サービスの提供にも力を入れており、安全への約束を胸に、“空”からの視点で持続可能な社会の実現を支えています。
- 本社:調布飛行場/東京都三鷹市
- 設立:1972年2月
- 従業員数:98名(2023年7月1日現在)
- Webサイト:https://www.k-air.co.jp/
社内のITリテラシーを向上するために、セキュリオを導入。出張が多くても、いつでもどこでも受講ができて便利です。
社内で利用しているツールは?
基本的には、社内の連絡に関してはメールで行うことがほとんどです。チャットツールも導入しておりますが、個人でのやり取りで利用する程度です。
現場を中心に出張がとても多い業界の特性上、リモートワークの浸透も限定的で、対面でのコミュニケーションが中心になります。
ITリテラシーについて、従業員の知識の差を感じる機会が多く、チャットツールを導入したものの、メールから移行するにはまだまだ時間がかかりそうです。
IT化を進めるためには、従業員のリテラシーをもっと高める必要があると感じています。
導入以前のセキュリティ教育について教えてください。
新入社員研修の中で、IPAの教材を活用した基本的な情報セキュリティ教育を行っていました。
ですが、これらの取り組みはあくまで研修の一部に過ぎず、その後の継続的な教育に関しては課題を感じていました。
上述の通り、出張が多いために全社で集まって情報セキュリティ研修をおこなえる機会がほとんどなく、また、教育にかかる工数を確保するのが難しい状況にありました。
そのため、オンラインでの教育コンテンツの活用や、受講管理の仕組みづくりが課題となっていました。
セキュリオを選んだ理由は?
とあるサービスにて、会社のセキュリティ対策の状態を診断してもらえる機会があり「従業員のセキュリティ教育を強化する必要あり」との指摘を受けました。これをきっかけに、より組織的・体系的な情報セキュリティ教育に課題を感じるようになりました。
特に、航空業界は情報システムへの依存度が高く、不正アクセスやランサムウェアなどの標的にもなりやすい環境にあります。
万が一の事態に備えて、社員一人ひとりの情報セキュリティ意識を向上したいと考えていたところでした。
けれども、セキュリティ教育で調べると専任の講師に来てもらうなど、集合研修で実施する形式が多く、従業員の出張が多いために、現実的ではありませんでした。そのため、時間を選ばないeラーニングのほうが自社のニーズに合っていると考えたことが、理由のひとつです。
料金感やトライアルで利用した時の操作感も良かったので、運用の負担も少ないことも決め手かなと思います。
「全員が最後まで受講できる」ような教材を選ぶことで、社員のほとんど全員がeラーニングを全て受講しています。
セキュリオの具体的な活用方法は?
2023年4月から12月の間で23件ほど、eラーニングの課題をほぼ全社員に受講をしてもらいました。
社員の働き方に合ったeラーニング形式の教育を提供し、月2本のペースで新しい教材を配信して受講期限を2か月取り、業務の合間に受講してもらっています。特に外に出る機会が多い仕事につき、なかなかすぐに課題が終わるということはないため、期間を長めに設けています。
また、新入社員には入社時から「セキュリオ」の受講をマストで行っています。基礎的なセキュリティ知識を身につけてもらうとともに、入社後のキャリアステージに合わせて、段階的に教育コンテンツを提供しています。
教材を選定する際、特に習熟度に気をつけています。知識レベルの異なる社内のメンバー5人で確認し、「全員が最後まで受講できる」教材を選んで配信しています。
具体的には「HTTPS」「SNSのリスク」などの基礎編から、「標的型攻撃への対応」「ランサムウェア対策」といった応用編まで、幅広い内容をカバーできるように実施していますね。
また、eラーニングだけでなく、実践的な教育として標的型攻撃メール訓練も利用を検討しています。
セキュリティ意識の定着には、座学と実践の両輪が重要だと考えているためです。
導入効果はありましたか?
eラーニングのため、いつでもどこでも受講できることから、出張の多い社員でも確実に教育を受けられるようになりました。
教材の難易度設定も工夫できるので、ITリテラシーの異なる社員全員が無理なく受講できるようになったかなと思います。
個人のモチベーションにもよりますが、受講率も概ね100%を維持しており、セキュリティ意識も一定の成果が上がっています。
加えて、教育の実施状況を可視化できることも大きなメリットだと感じています。問題の正答率などの分析データを経営層に報告することで、セキュリティ施策の立案につなげることができたと感じました。
セキュリオを活用しながら、習熟度別の教育や複数の機能を活用することで、更にリテラシーレベルの向上を目指していきます。
今後のセキュリティ教育の予定を教えてください。
「セキュリティアウェアネス」「標的型攻撃メール訓練」などeラーニング以外の機能も利用を検討しています。
標的型攻撃メールが実際に届いたときの対処方法については、従業員全員に理解してもらいたいと考えています。そのため、実践的なトレーニングを通じて、社員が有事の際に適切な行動がとれるよう定期実施ができればと考えます。
また、新入社員のリテラシーレベルが異なるケースがあり、入社時の教育内容について、どのようにカリキュラムを組むのが適切かを検討しているところです。
いずれにしても、積極的にセキュリオを使って行こうと考えています。
セキュリオに期待することがあれば教えてください。
問い合わせの回答がすぐに返ってきたり、仕様のアップデートについても頻度を高く行っていたり、すごいなと感じています。以前電話で相談させていただいた際に伝えた要望が、しばらくして実装されていたことがあり、顧客の声を大切にしているのを感じました。
期待することは、セキュリオ上にある教材の検索がもっと充実していると、よりよくなると感じます。セキュリオの管理画面の機能拡充にも期待しています。
共立航空撮影株式会社様、お忙しい中ありがとうございました。
取材日:2023年12月