eラーニング機能では、教材配信からテストの受講・結果集計まで全てクラウド上で管理できるので、助かっています。
- JTP株式会社
- 品質管理室・須貝 華子様
品質管理室・西江 守様
ISMS認証・ISMSクラウドセキュリティ認証、プライバシーマークを取得しているJTPは、日常的に情報セキュリティに関する取り組みを行っており、その一環で情報セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」を積極的に活用されています。今回は、「セキュリオ」運用をご担当していらっしゃる品質管理室の須貝様と西江様に具体的な「セキュリオ」の運用方法や成果についてお話を伺いました。
JTP株式会社について
独立したサービスプロバイダとして、国内外の企業向けにインテグレーション、システム開発、運用サポートからヘルプデスク、トレーニングなどのICTソリューションズをはじめ、ライフサイエンス、デジタルマーケティング、ロボティクスなどの技術サービス、教育サービスなど多岐に渡るクラウドサービスを展開している。ITの最先端と日本をつなぎ、人々の暮らしと未来をつなげる企業として、日々活動しています。
- 本社:東京都品川区
- 設立:1987年10月
- 従業員数:435名(2022年4月1日現在)
- Webサイト:https://www.jtp.co.jp/
従業員教育の一貫として「セキュリオ」を導入
情報セキュリティ向上のために元々行っていたことはありますか?
自社独自で従業員のセキュリティ教育を行っており、他社製品のeラーニング教材を用いて実施していました。
また、eラーニングの他にも全社教育として、年に1回対面やWeb会議での勉強会・研修を行っています。別途、新入社員や中途入社社員向けにも研修を行っています。
当時、他社のeラーニングを用いた教育では、自社独自でテスト問題を作成し、受講後のテストも従業員教育の一貫として行っていました。受講者が300~400人ほどおり、全て担当者の手作業で採点を行っていたので工数がかかり、非常に大変でした。
「セキュリオ」をご導入されたきっかけを教えてください。
ISMS取得の際に、LRM様のコンサルティングサービスを利用しており、当時の担当コンサルタントより、「セキュリオ」の紹介があり導入を決めました。
当社ではeラーニングによる従業員教育をすでに実施していたので、まずは既存eラーニングとの機能や使い勝手の比較をおこないました。「セキュリオ」のeラーニング機能には、教材受講後のテスト問題が備わっている点や、受講結果の自動集計機能もあり、従来の運用で課題になっていたテスト問題の作成や採点にかかる工数削減が可能な点が導入の決め手となりました。
その他、他社製品の場合、eラーニングであればその機能単体のサービス提供が多い中、「セキュリオ」にはeラーニング以外にもISMS運用に活用できる機能なども複数備わっていた点も魅力的でした。
現在貴社では「セキュリオ」のどの機能をご利用いただいているのでしょうか?
従業員教育機能をメインとし、eラーニング機能を活用しています。その他、社内アンケート機能や法令管理機能を活用しています。
eラーニング機能をメインで活用、受講後の意識調査も実施
eラーニング機能はどのようにご活用されているのでしょうか?
全社統一でおこなう従業員教育として、年1回の頻度で実施しています。
他、上記でも述べた新入社員や中途社員向けの教育においても、「セキュリオ」のeラーニング機能を活用しています。全社教育および新入社員・中途社員向け教育では、既存テンプレートの中から3教材ほどを選定して教育を行っています。
社内アンケート機能はどのようにご活用されているのでしょうか?
eラーニング機能による教育実施後に、受講後の意識向上調査も兼ねて、自由記述式で感想も含めた回答をしてもらうようにしています。
その他、情報セキュリティ以外の案件についても、社内のSDGsの取り組みに関する調査などにも活用しています。
法令管理機能ではどのようにご活用されているのでしょうか?
更新された法令を管理するために活用しています。「セキュリオ」導入前は、更新された法令の有無やその詳細をWebサイトで確認する作業を行っており、工数がかかり非常に大変でした。
現在は、「セキュリオ」上で法令の更新がされた際に通知を受け取れ、クラウド上で更新箇所の確認が可能です。自らで更新情報を探す作業工数の削減と、都度最新版の確認ができるので、ISMSの審査の際に非常に便利です。
より効率化した業務に向けて
今後も「セキュリオ」をご活用いただく中で、期待している点はございますか?
eラーニングをメインとして活用している中で、一度配信した教材やテスト問題の編集がおこなえる機能があれば、さらに運用の幅が広がると考えています。
また、当社は従業員数も多く、様々な部署ごとで動いているので、グループごとにeラーニングのカスタマイズ教材作成して受講管理ができるなど、細かいグループ管理アクセス権限が編集できるとさらにいいなと考えています。
JTP株式会社様、お忙しい中ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
取材日:2022年6月