情報セキュリティの「気づき」のタイミングを増やし、意識強化をしています。
- 株式会社オネスト
- 品質管理本部長・岡田様
品質管理本部マネージャー・戸田様
ISMS認証・JIS Q 15001認証を取得しているオネストは、日常的に情報セキュリティに関する取り組みを行っており、その一環で情報セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」を積極的に活用されています。今回は、「セキュリオ」運用をご担当していらっしゃる品質管理本部の岡田様と戸田様に具体的な「セキュリオ」の運用方法や成果についてお話を伺いました。
株式会社オネストについて
東京の本社オフィスを基点に、名古屋・大阪・福岡に拠点を構え、医療・ヘルスケアシステム事業、農業ICTサービス事業、システムインテグレーション事業を展開。人としての礎を何よりも尊び、知恵あるイノベーションの担い手として、常にお客様の期待に熱く優しく、誠実に応える企業であり続けることを企業理念に掲げている。
「製品・サービス」を軸に、テーマを掴み取り世の中へ新たな価値を提供することを目指し、人材教育や、意識改善活動も積極的に実施中。
- 本社:東京都豊島区
- 設立:1990年3月
- 従業員数:252名(2022年5月末現在)
- Webサイト:https://www.honest.co.jp/company-information/outline/
セキュリティ教育ツールとして「セキュリオ」を導入
情報セキュリティ向上のために元々行っていたことはありますか?
セキュリティ教育のために、自社オリジナルの情報セキュリティハンドブックを作成しています。
また、各拠点のセキュリティ委員を教育トレーナーとして育成した上で、同ハンドブックを用いた講義を定期研修として各拠点で行っていました。
「セキュリオ」をご導入されたきっかけを教えてください。
情報セキュリティハンドブックの製作には多くの工数を必要としますが、なにより定期研修実施にあたってはセキュリティ委員が講師として登壇することから、本来の業務が止まってしまう、かつ、講師の力量が教育の質に大きく影響を与えるという課題を抱えていました。
また集合教育というスタイルを取っていたため、講師のみならず、受講者側も業務調整や移動が必要になるなど、運用・コスト面にも大きな問題がありました。
これを合理的に解決するためにeラーニング導入を模索しましたが、当時は高機能かつ高価格であり、当社が求めるものとはいえず、サービス導入にあぐねていました。
その中で、インターネット検索で様々なサービスを探している際に、「セキュリオ」に出会いました。
eラーニング機能では、教材のコンテンツも豊富であり、自社教材も作成可能な点に魅力を感じました。
その他、従業員教育ツールやISMS認証・運用に最適な法令管理などのツールも充実している中、コストパフォーマンスがよかったため導入を決めました。
従業員教育機能をふんだんに活用し、セキュリティ意識強化
現在貴社では「セキュリオ」のどの機能をご利用いただいているのでしょうか?
従業員教育機能をメインとし、eラーニング機能とセキュリティアウェアネス機能を活用しています。
eラーニング機能はどのようにご活用されているのでしょうか?
情報セキュリティに対する「気づき」のタイミングを増やすため、年2回の頻度で教育を実施しています。教材が豊富なので、担当者の作業負担にもつながり非常に助かっています。また、自社オリジナル教材を作成して教育がおこなえるため、使い勝手がよく非常に便利です。
また、eラーニングの教材選定・作成から配信、受講までをクラウド上で全ておこなえるので、作業負担の軽減ができています。
このeラーニング機能は、セキュリティ教育だけでなく、社員への労務教育や品質意識向上のための教育にも活用させていただいております。「セキュリオ」のサービスを導入させていただいたことで、従業員の教育、ひいては会社の進化に繋がっていると感じています。
セキュリティアウェアネス機能はどのようにご活用されているのでしょうか?
eラーニング機能と合わせて、セキュリティ意識が薄れないように、4週間隔で3問ずつ問題を配信しています。頻度の高い状態で教育をおこない、従業員の意識強化を行っています。
その他に「セキュリオ」のどのような機能をご活用されているのでしょうか?
法令管理機能を活用しています。
「セキュリオ」導入前は四半期に1度、情報源となるWebサイトへアクセスし、手作業で法令改定の更新情報を確認しており、半日ほど要していました。
「セキュリオ」では法令改定情報の自動更新機能があり、まさにその機能を待っていました!
今では半日がかりの作業を削減することができ、非常に助かっています。
さらなる情報セキュリティの課題解決に向けて
今後も「セキュリオ」をご活用いただく中で、期待している点はございますか?
今後は情報資産管理台帳やサプライチェーンセキュリティについて、「セキュリオ」上での管理を考えています。
移行の検討にあたり、情報管理台帳やサプライチェーンセキュリティのアンケート回答項目において、既存項目では当社の管理したい項目にあてた際に不足があり、現状完全に移行はできていない状況です。今後は項目のカスタマイズができる機能がほしいと考えています。
また、当社は拠点を多く持っているうえ事業部数も多く、効率的な管理をおこなうためにワークフローツールが重要になっていると考えています。是非とも「セキュリオ」にワークフローの機能展開も検討してほしいです。
これからもかゆいところに手が届くような機能を搭載していただけると嬉しいです。今後のサービス展開に期待しています。
株式会社オネスト様、お忙しい中ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
取材日:2022年3月