PDCAのA(見直し)
文書作成や教育、監査など一連の作業を実施した後、PDCAのAとして見直しを実施します。
PマークにはAにあたる内容が2つあり、そのひとつが社内ルールの改善(是正処置及び予防処置)です。
是正処置とは?
是正処置とは監査や従業員、外部などからの報告で直さなければいけない事が起こった場合に行う処置のことです。不適合といわれますが、発見された欠点に対して再発防止策を立て、欠点の原因を取り除くことを目的とする対応になります。
また、再発防止の対策を講じるだけでなく、実施した対策に対して効果があったのか?などの対策を実施した後の情報も報告事項として確認する必要があります。
予防処置とは?
これから起こる可能性がある欠点に対しての予防策のことです。
是正処置は起きたことに対する対策で、予防処置は今後の事象に対する対策です。
ただし、是正処置と同様に会社の改善や欠点を取り除くという目的は一緒ですので、起きていない内容だからといって軽視しないようにして下さい。
実施の手順
是正処置と予防処置を実施するには以下のような手順で行うとよいでしょう。
・欠点の内容を確認する
・欠点の理由を確認し、発生した場合の会社への影響などを考える
・立案した対策を実施する
・実施した対策の結果を記録する
・実施した対策のその後について、効果があったか?などを確認する。