正確性の確保
正確性の確保とは会社が持っている個人情報の誤入力の防止や誤ったデータ更新を防止する手順、
データのバックアップ手順などを定めて、正確に管理していくことを指します。
正確性を保つ
個人情報を正確に管理することの重要性の例として、高校3年生を対象とした大学入試の夏期講習の案内を送付する必要があるとします。この時に生年月日の情報に誤りや最新の状態に更新されていなかったとすると、どうなるでしょうか。
すでに卒業している生徒や2年生に送付してしまったりして誤送信を行ったことになります。
情報を正確に管理していれば、誤送信することなく、情報を有効活用することができます。
このように正確な登録(入力)や更新などについて個人情報マネジメントシステムに盛り込む必要があります。
対策としてはハード的な対策とソフト的な対策があります。
<ハード的な対策(例)>
システム的に誤入力を防ぐ仕組みを作る。
例えば住所を扱う通販システムなど、郵便番号を入力する際にあらかじめ7桁しか入力できない、かつ入力文字の制御をする仕様にするや郵便番号を入力すると該当する住所が自動で表示されるなどが考えられます。
<ソフト的な対策(例)>
誤入力などを防ぐためにオペレーションマニュアルを整備、誤入力を防ぐために教育や訓練を行うなどが考えられます。
最新の状態で管理する
これは更新についての内容です。
例えば住所など、データを使用する際に、古い状態のデータのままだと、誤入力ではありませんが、正しく利用することができません。
しかも第三者へ一方的に情報を送ってしまう結果(情報漏えい)にもなりかねません。
リアルタイムの更新は求められていませんが、必要に応じて適宜更新しましょう。