先日、新規の提案でお客様先に伺った際に「個人情報保護管理者になるのになにか資格はいりますか？」と質問をいただきました。

たまにこういった質問を頂きますが、やっぱり何か資格を持っていないと個人情報保護管理者になれないのではないか。と思われている方が多いように思えます。

基本的に個人情報保護管理者になるには資格が必要というわけではなく、代表者の指名と任命があれば大丈夫ではあります。

ただ、プライバシーマークに関すること個人情報保護について前提知識等のための資格もありますし資格は取っていて損するものではない。と個人的には思っています。

例えば、個人情報保護に関する資格の１つとして個人情報保護士という資格があります。
この資格は個人情報保護の総論と個人情報保護の対策という二分野についての試験で個人情報保護の対策という分野で培った知識がプライバシーマーク上のリスク対策等を考える際の参考になるのでないかと思います。
また、この資格は二年に一回更新の試験を受ける必要があるので、継続した知識の維持等が必要になってきます。

もう１つ直接資格とは関係ありませんが、プライバシーマーク審査員養成研修を受講されるのもプライバシーマークの体制を構築して行く上で参考になるかとも思います。

これは名前の通りプライバシーマークの審査員になるための研修でありますが、研修を受けるのには特段資格やキャリアは必要ありませんので、実際に審査員がプライバシーマークのための審査をどのように行い、どういったところをチェックするのかを知り、またプライバシーマーク制度について理解を深めることで、自社のプライバシーマークの体制を構築するための参考にしてもらえるのではないかと思います。

今回紹介したもの以外にも個人情報保護に関する資格や情報セキュリティに関する資格は様々ありますので、色々と参考になされるのも１つだと思います。