訂正、追加、削除の要求についての対応

個人情報の開示の結果、現在の状態と違う等の理由で個人情報の訂正等（訂正、追加、削除）を求められた場合は、なるべく早く必要な調査を実施して、修正（訂正、追加、削除）をしなければいけません。また、訂正等をした後に、本人に対してなるべく早く、その旨を伝える必要があります。

個人情報そのものを削除する場合の注意点

個人情報そのものを削除する場合、会社のシステムに影響を及ぼす可能性もあることから、訂正等を行う場合は「必要な調査」を行うよう規格でも定められています。また、ここでの訂正、追加、削除などについては、あくまで開示等の求めをした結果、事実と違っていた場合に限定されます。

利用、提供の拒否の要求についての対応

訂正、追加、削除の要求と同じように、なるべく早く必要な調査を実施して、利用の停止や第三者への提供の停止をしなければいけません。また、対応後は、本人に対してなるべく早く、その旨を伝えることも同様に必要です。

利用停止と消去についての注意点

対応する内容として「停止」と「消去」の違いを考慮する必要があります。
停止とは情報は会社のシステム上では保有したままですが、削除の場合はシステムからも消去することになります。バックアップの取得が消去後であれば問題ありませんが、もし障害等でデータをリストアした場合に消去したデータが復活する可能性がありますので、注意が必要です。