こんにちは。
今回はプライバシーマーク取得において、審査の項目に必ず入ってくる内容について紹介します。
おそらく、ほとんどの事業者に関わってくる内容です。
持ち運び可能な媒体の管理
今や、国民のほとんどが携帯電話を持つようになりましたね。携帯電話無くしては生きられないかもしれません。「スマホ中毒」なんて言葉もよく耳にします。
なかには、私物の携帯電話、会社支給の携帯電話の2台持ちという方も多いでしょう。
そのように生活において必需品となりつつある携帯電話ですが、ポケットに入れて持ち運べるぐらいのサイズですので、その分紛失するリスクは自ずと高くなります。
携帯電話だけではなく、もちろんスマートフォン、タブレット端末、ノートパソコン、USBメモリ、CD、DVD、SDカード、外付けハードディスク、今ではあまり使われないですが、フロッピーディスクなど、身の回りには簡単に持ち運べてしまうものがいっぱいあるはずです。
こういった媒体の管理について、プライバシーマークにおける審査でも、ポイントの1つとなっています。
要は「持ち運び可能な媒体の紛失や盗難を防止しましょう」ということです。
今回は、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末に特化して、紛失・盗難防止策の一例を紹介します。
肌身離さず持ち歩く!
拍子抜けしてしまったかもしれませんね。ですが、案外重要です。過去のお客様にて、こんな事例がありました。
「新幹線での移動中に、スマホを置いたままお手洗いに行って、座席に戻ったら、スマホが盗まれていた」
怖いですよね。
これで情報漏えいしてしまい、多額の賠償金等を支払わなければならなかったという事例です。
たった1つの情報漏えいを起こすだけで取引先からの信頼が無くなることも考えられるので、必ず肌身離さず持ち歩きましょう。
常に首から下げておくということも有効な手段の一つです。
指紋認証もしくはパスワードロックの実施!
これも当たり前なことですが、意外とやっていない場合も多いです。
先日Pマーク審査を受けられたお客様で、「指紋認証もしくはパスワードロックを行っていないから」という理由で改善事項を出されたことがありました。
「改善を出されるからロックをしておこう」ということではなく、「情報が漏れたら問題だから」ロックをするようにしましょう。
設定自体は1分程度で終わります。
この「1分」が重要で、実施している場合と実施していない場合では大きく違ってきます。
しかし、どれだけ注意しても、紛失・盗難に遭ってしまうことは有るでしょう。
そんな万が一の場合は、すぐに携帯電話会社に利用停止の連絡を入れましょう。
携帯電話は、「歩く情報保管倉庫」と思って、注意して管理することが重要です。
それでは!