こんにちは。
本日は、とある企業様を訪問してきました。新規事業を検討しており、それにともないPマークの取得をおこなうべきかを検討しているということで、ご相談を受けました。
Pマーク取得決断のタイミング
最近、Pマークを取得されたり、Pマーク取得を検討されたりする企業様が増えてきています。
お話を伺っていると、どうやらPマークを取得される企業様が取得を決めたタイミングというのは、以下のような2つのタイプにわかれる傾向があります。
- 新規事業などで個人情報の取扱が増えることが予想され、責任をもって情報を管理するためにPマークを取得するタイプ
- 取引先や顧客からの要望によりPマークの取得をおこなうタイプ
なぜそのタイミングで取得を決断するの?
現在、個人情報保護法の適用条件によれば、取り扱う個人情報が過去6ヶ月間で1回でも5000件を超えたことのある事業者が、個人情報取扱事業者となります。
そのため、実際に新規事業をおこなう上で、個人情報の取扱件数が5000件を超えることが予想される場合は、Pマークの取得をおこない、個人情報を守れる体制を事前に構築しておくのが有効です。そのため、新規事業の立ち上げとともにPマークを取得する企業様が増えているのです。
また、近年では、取引先企業や顧客企業から要望を受けてPマークを取得する事例も増えています。これは、取引先企業や顧客企業が社内のセキュリティを強化しており、取引先にも一定の水準でセキュリティ対策をしてもらうことを希望しているという場合に起こり得ます。
このように会社の状況や、取引先の状況によってPマーク取得を検討するタイミングが違ってきます。
Pマークの取得を検討される際には、会社の状況や取引先の状況を考慮して取得を検討されると良いと思います。