はじめに

こんにちは。
LRM株式会社コンサルタントの山下です。

突然ですが、日本全国にはどれくらいの企業があると思いますか？
平成24年2月時点での集計結果では、日本全国の企業数は約413万社。そのうち、約4割強＝約170万社ほどが法人企業と言われています。

では、現在、プライバシーマークを取得している事業者はどれくらいいるのでしょうか？
平成27年8月10日時点で、14,167社です。

日本全国の企業数が約413万社。その中で、プライバシーマークを取得しているのは1万4千社強。
つまり、日本全国の企業で、まだ0.3~0.4％の企業しかプライバシーマークを取得していないということです。

Pマーク取得＝他社との差別化？

ここで、今回のブログ記事のタイトルにもなっている、よく訊ねられる質問にお答えしたいと思います。

「Pマークを取得すれば他社との差別化ができる？」
人によって、会社によって答えは様々だと思いますが、少なくとも私の答えは「イエス」です。

日本全国の企業の中で、0.3~0.4％の企業しかプライバシーマークを取得していないという前提のもと、他社との差別化について考えてみましょう。

例えば、自社と同規模の同業他社が存在するとして、その同業他社がプライバシーマークを取得していない場合、その同業他社よりも先にプライバシーマークを取得すれば、同業他社以上に個人情報をしっかりと保護しているというアピールができます。
しかも、プライバシーマークという目に見える形で見込み客や顧客への明示が可能です。
見込み客や顧客がプライバシーマークをどこまで重視するかは案件次第、相手方の企業によっても異なりますが、少なくとも他条件が同一であるとすれば、一定の差別化に繋がることは想像に難くありません。

おわりに

プライバシーマーク取得には、確かに時間も、人手も、お金も掛かります。
しかし、後々のことを考えてみると、取得することが長期的なリターンに繋がる会社も、決して少なくないはずです。

プライバシーマークをせっかく取得したのに損をしている企業も存在しますが、その理由は、また今度解説していきますね。

ではまた。