当社が提供するコンサルティングサービスの説明などを行っていると、時折、お客様から次のようなお言葉を頂きます。
「いくつかのコンサルティング会社からサービス説明を聞いているけれど、正直なところ、どんな基準で選べばいいか分からない。」
費用やスケジュールといった前提条件をクリアしている会社のうち、どの会社をパートナーに選ぶべきかは、皆さん、迷われるところだと思います。
今回は、選ばれる側の立場にある私たちから見て、どのようにコンサルティング会社を選ぶべきかについてお話します。
選び方(1) お客様の業界に対する理解はあるか?
業界によって、会社によって、コンサルティングの進め方は異なります。
当然、コンサルティング会社が全業界の経験を積むことは不可能ですが、各種情報収集やヒアリングによって、お客様が所属する業界への理解を深めることは可能です。
逆に、コンサルティング会社による業界理解が不十分だと、その業界で使われている専門用語が分からなかったり、暗黙の了解となっている季節要因などの事象を汲み取ることが出来ず、意思疎通やプロジェクト完了の弊害になる恐れがあります。
選び方(2) お客様に対して誠実か?
プライバシーマークの取得においては、いくつものルールを守る必要があります。
ところが、悪質なコンサルティング会社においては、各種ルールを守っていると時間がかかるため、こっそりとルール違反を奨めてくる場合があります。
普通に受験していると大学に合格しないので、替え玉受験を匂わせるイメージですね。
そして困ることに、そういったコンサルティング会社は、その手法がルール違反であることを明言しないケースが多いです。
結果として、下記の事例のように、お客様のみが「プライバシーマーク申請不可処分」を受けるという事態にも発展しかねません。
『プライバシーマーク審査打ち切り!?「怪しい」コンサルティング会社に引っかからない3つの心構え』
選び方(3) 担当者との呼吸は合いそうか?
プライバシーマーク取得は、早くて4ヶ月間、長い場合であれば1年間もプロジェクトに費やす場合があります。
プロジェクトの取り組み中、お客様とコンサルタントは、何度も何度も連絡を取り合い、複数回の打ち合わせを重ねます。
そんな長期間を一緒に過ごす相手が、例えばメールの返信が非常に遅かったり、お客様から催促しないと動かないような状況だと、非常にストレスも溜まりますし、プライバシーマーク取得の取り組み自体にも支障が生じます。
いかがでしたでしょうか。
プライバシーマークの取得は、コンサルティング会社と契約してからではなく、コンサルティング会社の選定時点から既に取り組みは始まっています。
営業担当者やメインのコンサルタントをしっかりと見極めてください。