Pマーク個人情報を取り扱う中でその個人情報を取得した会社以外に渡すことがあると思います。
その状況によって、個人情報の取り扱いを「委託」する。個人情報を「提供」する。個人情報を「共同利用」する。パターンに分かれてきます。
Pマーク上、それぞれは明確に規格で分けて書かれていますし、個人情報を管理していく上でも混同してしまうことで個人情報の取り扱い上、問題が生じてしまう可能性があります。
まず、今回は「委託」「提供」「共同利用」がそれぞれどのように定義されているのか見ていきたいと思います。
委託とは
委託とは定義上、第三者に業務を代わりに行ってもらう。ことを指します。
Pマーク上の例としては給与計算等の業務を税理士さんに委託する。などがこれにあたります。
提供とは
提供とは定義上、自身の持っているものを第三者に渡す。ことを指します。
Pマーク上の例としては社会保険の手続きで会社が持っている個人情報を役所に提出する。ことがあげられます。
共同利用とは
共同利用とは定義上、複数の者が共同してある物を利用・管理する。ことを指します。
Pマーク上の例としてはグループ会社であるA社とB社がグループ全体の緊急連絡網などを作るために従業員の情報を共有する。などがあげられます。
定義と例だけを見ると明確に分かれているように見えますが実際の実務となると結構判断がつき難くなる場面等もあります。
全てのケースを説明することは不可能なことになってきますが、次回からのブログでそれぞれを比較しつつ具体例を交えながらその違いや扱い方について見ていきたいと思います。