キーロガー(Key logger)とは、キーボードを通して入力した文字や情報を記録するためのプログラムで、ソフトウェア型と、無線機能を搭載しUSB等の接続が可能なハードウェア型があります。
本来、システム開発用の情報収集を目的としたプログラムでしたが、近年では悪意のある第三者によって不正に入力情報を抜き取られる被害が増加しています。
具体的には、キーボードを通してクレジットカードの暗証番号やセキュリティコードなどを盗み取られることで、コンピュータへの不正アクセスやカードの不正使用などの実害を受ける恐れがあります。
また、スマートフォンも、ネットバンキング等のサービスの利用や、SNSなど個人的な内容を含む利用も多くなっているため、攻撃対象とされています。
対策としてはセキュリティソフトの導入や、見慣れないUSB、PS/2機器などが自分のPCに接続されていないかといった確認が挙げられます。
その他にも、被害を予防するためキーボードを使わず、コンピュータの画面上でマウスを使って文字を入力することができる「ソフトウェアキーボード」の使用や、公共の場所に設置されているコンピュータでは秘匿情報の入力を控えるなど、自衛意識を持ったコンピュータの使用が必要です。