Computer Emergency Response Team/ Coordination Centerの略で、コンピュータ緊急対応チーム/調整センターという意味です。
インターネットを介した不正アクセス、不正プログラム、システムの脆弱性問題などに関する情報を収集・公開するアメリカの団体。セキュリティー問題に関する啓蒙活動も行っています。
1988年にインターネット上にある60000のホストのうち約6000のホストが「ワーム」と呼ばれる一種のコンピュータウイルスに感染し、ネット上の10%のシステムが停止した「モーリスワーム事件」を契機に、米国防総省内の研究開発部門である高等研究計画局「DARPA」が中心となってカーネギーメロン大学内に設置されました。
CERT/CCが発表する、セキュリティ問題の解決方法を記したレポートを「CERT Advisory」といいます。
なおCERT Advisoryは2004年に、「Technical Cyber Security Alerts」としてUS-CERTから発信される運用に変更されています。