個人認証の手段として、その人の体の一部を使用し、認証を行うシステムのことを言います。
入室管理やPCを複数人が共有する場合などに設置されることが多く、本人認証を確実に行えることから、アクセス権限設定と相まって安全な運用が可能となります。
生体認証の種類として「顔認証」「虹彩認証」「指紋認証」「静脈認証」などがあり、特に重要なエリアへの入室(データセンターやサーバールームなど)の際に設置されていることが多いです。
また、ノートパソコンや携帯電話といったモバイル機器にも設置されていることがあり、紛失や盗難に遭った際にもセキュリティを確保できるようになっています。
問題点として、生体認証に失敗した場合にパスワードによる認証が設定されている場合があり、こういった運用の場合のセキュリティレベルは「パスワードによる認証」と同じレベルであり、生体認証による高いセキュリティが確保されているとは必ずしも言えないので注意が必要です