ISMS認証取得する理由は様々
ISMS認証取得の理由は、企業それぞれ理由があり、取得を目指されるかと思います。
社内の情報セキュリティに対して体制に不安があり、危機感を感じている、もしくは、コンプライアンスを確立したい、取引先の企業から取得するように言われたといった様々な理由が上げられます。
情報セキュリティに関する事件・事故
昨今、情報セキュリティに関する事件・事故は多発しており、それらが企業に与える影響は非常に大きい状況です。
このような状況の中で、企業は情報セキュリティに対する組織や仕組みを構築して対応してきていますが、それでも事件・事故は増え続けています。
情報セキュリティに関する事件・事故が発生する原因
この原因としては、企業の情報セキュリティ体制はまだまだ不十分であり、仕組みとしても外部からの脅威を想定したものが多く、セキュリティに対する投資目的が不明確なケースも多いと考えられます。
そして、内部からの不正行為による漏えいもあります。内部からの不正行為は、発生確率が低いですが、発生すると大きな被害をもたらすため、組織として看過できない課題であると言えます。
ISMS認証取得の考え
このように情報セキュリティが身近に感じ、なんとか対策等を実施しなければいけないとなった場合、情報セキュリティ対策を部署ごとにばらばらで実施するのでは効果があまり得られません。
個々の部署が情報セキュリティを個別に対応・維持していくのではなく、経営層が定めた「情報セキュリティ基本方針」に従い、企業全体として情報セキュリティ対策を行う、その際の体制、構築としてISMSの認証を取得するという考えも良いかと思います。
ISMS認証取得は、あくまで情報セキュリティ対策のきっかけとして捉え、企業における情報資産を適切に取り扱う仕組み作りを目指されては如何でしょうか。