ISMS取得が多い業界・少ない業界
ISMS取得組織数が4000を超えて、今でも順調に組織数は多くなっていますが、やはり業界によって取得数が多い、少ないという特徴はあります。
システム業界のようにISMS取得の会社数が多い業界とそこまで多くない業界があります。
もちろん情報セキュリティがどれだけ求められているのか業界、組織によって異なりますので、ISMS取得が多い、少ないということ自体は問題ではありません。
ISMS取得が多い業界では営業でのPRは難しい
システム業界のように多くの企業でISMSを取得している場合は、新規でISMSを取得してもそこまで営業上のPRが出来ないケースも多いと思います。
ある意味「ISMSを持っているのが当たり前」となっているケースもあります。
そういった場合ですと、今までISMSがないから参加できなかった案件に参加することが出来るといったメリットはありますが、「ウチはISMSを持っているから良いですよ」というPRには結びつかないことが多いです。
同業他社が取得していない時ほど営業ではPR出来る
一方、ISMS取得が少ない業界ですと同業他社がISMSを取得していないケースが多いです。
この場合は、ISMS取得をすることにより営業で大きくPRすることが可能となります。
今の時代、特に大手企業は情報の取扱いに非常に気を遣っていますので、取引条件に「ISMSを取得していること」が入っていない場合でも、積極的にPRをすることにより、ISMSを取得していない他社を牽制することになります。
実際にあった例なのですが、同業他社がほぼISMSを取得していない状況でISMSを取得している会社は、提案書に「特に言われている訳でもないのに」ISMS取得を大々的に記載して、情報セキュリティが如何に大切か、如何にお客様の情報を適切に取り扱う事に自社が力を入れているかをPRしました。
仕事を出す側からすると、自社の情報(仕事の依頼をして、全く情報を渡さないケースというのはほぼ無いと思います)が適切に取り扱われるのかを気にしますし、情報管理がしっかりしているに越したことはありません。
少なくとも他社との差別化の1つにはなるでしょう。
ISMSを取得して売上アップ
「でも、実際にはどうやってPRしたら良いのかわからない」という事もあると思いますが、LRMでは、ISMSやPマークの取得後の運用支援サービスである「情報セキュリティ倶楽部」を提供しておりますので、そのサービスに加入しているお客様に対しては、そういった営業上のPRの仕方に対してもアドバイスさせて頂きます。
ISMSを取得して、積極的に売上アップに繋げていきましょう。