求められる能力
内部監査を実施するためには、監査をする人の能力も重要な要素のひとつとなります。
重要視される能力の例として、内部監査がどんなイベントか知っていること、監査をする人自身の性格、監査を実施する際のテクニックなどがあげられます。
内部監査を知る
監査員として選出された人が必要な知識として事前に知っておくべき事があります。
それは、内部監査の体制(どのようなチーム編成で実施するか。その責任や権限等)、監査に使用するツール(チェックリスト等)、規格の要求事項(規格でどのようなことが求められているか)、自社のISMS(会社が作ったISMSのルール等)を把握している。などがあげられます。
監査員の性格
監査員を選定する際に注意すべき内容ですが、監査員に向いている人として次のような人物があげられます。
- 論理的な人
- 心が広い人
- 外交的な人
- 観察力がある人
- 粘り強い人
- 決断力がある人
- 自立的な人
- 改善事項に対して前向きに考えられる人
このような要素を少しでも持っている人が選定できるとよいでしょう。
監査のテクニック
監査のテクニックについてですが、必要となる技術として監査の対象者へのインタビューテクニック、客観的に物事を判定できる能力(記録や実施状況の確認)、監査の結果を報告する際の報告書作成スキル(他人へわかりやすく伝えられる能力)などが考えられます。