こんにちは。
本日は、とある税理士事務所様のISMS取得のコンサルティングを行なってきました。
社会保険労務士や税理士といった士業の方でPマークの取得を検討される方は多くいらっしゃいます。その一方で、ISMSを取得した税理士事務所は全国でまだ数えるほどしか存在していません。
あなたが扱っている情報資産は個人情報だけですか?
PマークとISMSの両方のコンサルティングをしてきた経験から言いますと、是非税理士事務所様もISMSの取得を検討していただきたいと思っています。税理士様の場合、Pマークはあくまで顧客からお預かりしている個人情報がカバー範囲であり、それ以外の情報資産は範囲外となっています。
税理士事務所では、顧客から個人情報以外の機密情報をお預かりするケースが多いと思います。これらの機密情報をしっかりと税理士事務所として守るためにもISMSを基盤としたセキュリティ体制の構築をおすすめしています。
とある会計事務所の事故事例
過去には、ある会計事務所がウイルスに感染し、顧客情報が暗号化され、顧客情報にアクセスできなくなり事業継続が困難に陥った事件が起こっています。
マイナビニュース「たった1件のサイバー攻撃が企業を倒産へと追い込む」(2015/05/05)
最終的にこの会計事務所は、倒産してしまっています。
事前にセキュリティ対策を構築していたら、こういった事態は未然に防げたかも知れません。お客様の大切な情報を預かる以上、事件事故が起こってからでは手遅れになりかねません。重要な情報を安全に保護するためにも税理士の皆様もセキュリティに少しでも気をつけて頂ければと思います。