Boxには主なプランが3つあります。ここでは、その中でも契約数の多い「Businessプラン」と「Business Plusプラン」を、比較しながら紹介します。
価格を抑えたい方は、安価であるBusinessプランを検討すると思いますが、Business Plusプランには価格以上のセキュリティと利便性が備わっています。ただ、使いこなす自信がない方やシンプルな機能のみを利用したい方は、Businessプランでも十分に業務効率アップやセキュリティの向上が期待できますのでご安心ください。
1ライセンスあたりの価格は以下となります。
最低5ライセンス、初期費用が30,000円の部分はどちらのプランでも共通ですので、ご契約時にお支払いいただく最低額は以下となります。
ただ、アカウント数によってはボリュームディスカウントや初期費用割引がありますので、ご契約時にご確認ください。
Business | Business Plus | |
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外部コラボレータ | 課金対象 | 無制限 |
共同管理者の権限 | ユーザーとグループの管理のみ | 詳細な権限設定が可能 |
コンテンツマネージャーの利用 | 不可 | 可能 |
動画ファイルの再生 | 変更不可 | 画質や速度の調節が可能 |
テスト環境 | 作成不可 | 5つまで作成可能 |
Boxではコラボレーション機能を使って、外部ユーザーと簡単に共同作業を行うことができます。
Businessプランでは、招待した外部コラボレータのユーザー数がそのまま課金対象となってしまうので、社内共有をメインで利用する企業に向いています。
Business Plusプランの場合、外部ユーザーは課金対象になりませんので、無制限に外部コラボレータを招待できます。社外とのやりとりでコラボレートを活用する機会が多い場合は、Business Plusプランを選択しましょう。
共同管理者とは、組織のメイン管理者とほぼ同じ操作を実行できるユーザーのことを指し、どちらのプランでも複数の共同管理者を設定できます。メイン管理者一人で全ての運用を行う必要がないため、役割を分散させることで業務の滞りを軽減できます。ただ、メイン管理者権限の移管や他の共同管理者の権限を変更できるのは、メイン管理者のみとなります。
Businessプランの場合は、権限が「ユーザーとグループを管理する機能」に限定されており、新規ユーザーの作成やグループの管理者の設定が可能です。
一方、Business Plusプランの場合は、共同管理者に何の権限を付与するのかカスタマイズができます。ユーザーとグループを管理する機能以外にも、管理対象ユーザーのファイル権限設定や、テナントのアクセス状況などのレポート出力機能を付与することができます。
Business Plusプランでは、コンテンツマネージャを利用してユーザーのコンテンツを可視化できます。
ユーザーごとに確認したり、テナント全体から目的のファイルを検索することにより、不正利用の抑制や業務効率アップに繋がります。また、コンテンツマネージャーを使うとフォルダツリー全体をエクスポートして確認することも可能です。不要なフォルダがないかどうか、適切なフォルダ構成になっているか、などを定期的に確認するのも良いでしょう。
Business Plusプランでは、再生画質を 480p/1080p/自動 から選択でき、再生速度は 0.5/1.0/1.25/1.5/2.0 に変更できます。
Business Plusプランでは、実際にご利用いただく本番環境とは別に、テスト環境を5つまで作成できます。
設定の変更を検討する際に、反映前の検証環境をして使えるので、業務への影響を最小限に抑えられます。テスト環境を作成する際は、契約した際の販売代理店に依頼しましょう。