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BoxのEnterpriseプランって何が優れているの?

一般的に販売代理店を通して契約できるBoxのプランは、3つあります。その中でも上位プランである「Enterpriseプラン」は何が優れているのか、どんな機能があるのかを紹介します。

主なプランについて

Boxを個人で利用する場合は、個人向けの無償アカウントでも10GBまで保存可能ですし、ある程度の機能は使えます。しかし、Boxは元々企業や団体向けに作られたサービスのため、企業単位で有償契約を結んだ方が様々な機能を有効的に活用できます。

ブラン別価格一覧

※1ライセンス当たり
Business Business Plus Enterprise
1,800円(税抜)/月額 3,000円(税抜)/月額 4,200円(税抜)/月額

続いて、Enterpriseプランで契約するメリットや可能な設定について紹介します。

Enterpriseの特徴

Business、Business Plusと同じ機能が使えるのはもちろんですが、Enterpriseプランはセキュリティ面に特化したプランです。Enterpriseプランのみで設定できる機能やその詳細について紹介します。

機能一覧

  Enterpriseの場合 Business Plus以下の場合
セッションタイムアウト時間
以下から選択可能
10分 / 15分 / 30分 / 1時間 / 2時間 / 8時間 / 12時間 / 24時間 / 48時間 / 14日間 / 30日間
48時間 固定
パスワード設定の条件
変更可能
  • 大文字 小文字 記号の混合
  • 最低文字数 など
変更不可
※8文字以上かつ2桁以上の数字
パスワードリセット 可能不可
ごみ箱管理ユーザー ユーザーごとに権限設定が可能
  • Business:ごみ箱機能なし
  • Business Plus:すべてのユーザーが対象
外部コラボレータへの
2要素認証
設定可能設定不可
電子透かし 利用可能利用不可

セッションタイムアウト時間

セッションタイムアウトイメージ

ログイン状態から自動的にログアウトになるまでの時間を、10分/15分/30分/1時間/2時間/8時間/12時間/24時間/48時間/14日間/30日間に変更が可能です。

各ユーザーのログイン状態を短くすることで、セキュリティ意識の向上や不正アクセスの防止に繋がります。ちなみに、Business Plus以下のプランではデフォルトの48時間から変更できません。

パスワード設定の条件

セキュリティイメージ

管理対象のユーザーに対して条件を設定できるのはもちろんですが、外部のコラボレータが管理テナント内のデータにアクセスする際のパスワードを、複雑なパスワードにするように要求できます。大文字小文字・記号の混合や、最低文字数を増やすことによって、より高いセキュリティ対策が可能です。

LRMのコンサル執筆記事では、最低でも10桁、可能であれば12桁のパスワードが好ましいとされています。

なお、Business Plus以下のプランではデフォルトの設定から変更不可となっており、8文字以上かつ2桁以上の数字を含める必要があります。アルファベットや記号は必須項目となっていないため、数字のみ8桁の簡単なパスワードでも設定ができます。

パスワードリセット

管理対象ユーザーに対して、パスワードのリセットを要求できます。やり方としては2通りあります。

  • 今すぐリセットを要求する方法
  • パスワードリセットカレンダーを設定して定期的にリセットを要求する方法
「過去〇回のパスワードの再利用は不可」という制限もかけられるため、繰り返し防止にも有効的です。

ごみ箱管理

Enterpriseプランでは、ごみ箱管理のユーザー設定が可能です。ごみ箱内のデータを完全に削除できるユーザーを次の4つから選択できます。

  1. すべてのユーザー
  2. なし
  3. 管理者のみ
  4. 管理者および共同管理者のみ

完全削除によって何らかの証拠が隠滅されてしまう危険を回避するためには、(2)~(4)の設定を推奨します。ただ、(2)の場合はごみ箱内にデータが溢れかえってしまい、誤って削除したデータを復元させたいときにスムーズに作業を行えない可能性があります。(3)か(4)に設定し、定期的にごみ箱内の整理を行うのが理想的です。

なお、Businessプランにはごみ箱がなく、Business Plusプランでは(1)の設定から変更不可となります。

外部コラボレータへの2要素認証

セキュリティイメージ

管理対象のフォルダに外部コラボレータを招待する際、2要素認証を義務化する設定が可能です。

招待を受けた外部コラボレータは、Boxのアカウント情報に加え、もう1つの認証情報を登録しないとフォルダにアクセスすることができません。既に外部コラボレータに対して、通常招待をしているフォルダでも、あとから2要素認証を追加できます。その場合は、2要素認証をクリアしない限り、外部コラボレータにはフォルダの内容が表示されません。

電子透かし

フォルダまたはファイル単位で電子透かしを利用することで、プレビュー時にユーザーまたは接続元IP・日時の情報が、透かしとして表示されます。財務関連書類や個人情報などのデリケートな書類を共有する際には、この機能を使うことによって機密文書を扱っている認識を高めることができます。

スクリーンショットやカメラで撮影された場合も、透かし情報によって追跡がしやすくなるため、共有相手に対する悪用防止効果や情報漏洩の原因特定に有効的です。

まとめ

BusinessプランやBusiness Plusプランでも便利な機能はたくさん使えるため、ユーザー目線で考えると「わざわざ高い料金払わなくても…」と思うかもしれません。しかし、ここで紹介したようにEnterpriseプランは様々なセキュリティ機能を備えており、会社全体の情報をしっかりと守ることができます。

プランの相談はもちろん、Boxに興味がある方は、ぜひLRMにお問い合わせください。

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