こんにちは、LRMの内定者です。

就活において、就活生が企業に求めるものの代表格として「安定性」が挙げられます。自分が生きていくために必要な金銭を得るための勤労ですから、その金銭を支払ってくれる母体である、企業そのものが安定しているに越したことはありません。そう考えると、誰もが、経営が安定している有名企業に行きたいところですが、有名企業の選考倍率はご存知の通り非常に高いです。いくら有名企業に入りたいと乞いても、結局、有名企業の内定切符を手にするのは選りすぐりの優秀な学生のみになってしまいます。

それでは、何の変哲もない普通の大学生が有名企業で働く方法は存在しないのでしょうか。

株と就活の類似点

いきなり株の話になりますが、株で儲ける最もシンプルな手法は、「安い時に買い、高い時に売る」という方法です。本来の企業の実力に比べて株価が明らかに高い時（「割高」といいます）に株を買っても、上昇する確率は低いでしょう。一方で、企業の実力は十分あるのにも関わらず、その実力に比べて株価が安い時（「割安」といいます）に購入し、株価が上昇した時に売るというのが、最も基礎的な手段です。

これは、就活にも当てはまります。日本国内に何百万とある企業の中には、世界に名を馳せる超有名企業もあれば、実力やポテンシャルはあるのにも関わらず、現段階ではあまり有名でない、もしくは成長中の企業もあります。普通の就活生が、有名な企業で働くためには、『必死に対策に対策を繰り返して、入るのが難しい有名企業を受ける』よりかは、『業界分析や企業分析を繰り返して、これから成長しそうな「割安」の無名企業に入る』ほうが、効率の良い戦略かもしれません。更に、後者の戦略のほうが、企業が成長した時に幹部候補になりやすいという利点もあります。

成長する企業の見極め方

しかし、それを実現するためにはいくつか問題があります。それは、就活生は経営アナリストではないため、企業が成長するかどうかを見分けることができないということです。これに関しては、様々な解決方法が考えられますが、直接企業の人に聞いてみるというのが一般的な手段でしょう。もちろん、企業の人は自分自身の企業をよく見せるために必死ですから、様々なデータを並べて自社の優位性を示してきます。そのようなデータを参考にしながら、本当に成長していく企業を探していくことが大切です。