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はじめに

こんにちは。LRM株式会社採用担当の藤居です。

この記事を書いているのは2018年11月ですが、企業にとっての採用活動も、学生や転職希望者にとっての就職活動・転職活動も、やはり大変ですね。

景気も上向き、空前の売り手市場となっている昨今、企業は、自社にとって望ましい人材を採用するために東奔西走する日々です。

また、いかに追い風が吹いているとは言え、学生や転職希望者にとって、何もしなくても極上の内定を得られるわけでもなく、なんだかんだ就職活動に身と心を削られている方が多いのではないでしょうか。

学生や転職希望者が良い会社に巡り合うために、企業が自社にとって得難い人材を獲得するために、大事なことは何でしょう?

私は、突き詰めると、結局のところ「ご縁」に行き着くと考えています。

と言っても、大企業へのコネ入社を実現するために手練手管を用いるべきとか、良い学生を青田買いするために大学サークルに潜り込もうとか、そういうことではありません。

企業にとってのご縁

企業が採用活動を成功させるためには、よく、母集団の形成が重要だと言われます。

母集団とは、すなわち自社に興味を持ってくれているエントリー予備軍や、実際にエントリーしてくれた学生・転職希望者を指すケースが多いですね。

要は、十分なレンジの裾野を形成して、内定や入社という頂点に至る者をしっかりと確保しよう、という確率論の世界です。

ただ、一定以上の規模感を有する企業であれば意味はあるのかもしれませんが、弊社のような、知名度が少なく、そもそも母集団を確保しづらいベンチャー企業や中小企業においてはなかなか取りづらい戦略でもあります。

それより、選考を重ねる中で相互理解を十分に形成できたか、という観点の方がはるかに重要です。

極端な話、100人の応募者から1人を選び出す採用活動よりも、5人の応募者とじっくり対話を重ねて1人を選び出す方が、長期的に見て、採用活動の成功に繋がり得ると考えます。

しかし、売り手市場の昨今、学生や転職希望者が他にも数多くの企業にエントリーしている状況において、それだけの時間を積み上げるのはなかなか難しいものがあります。

従って、学生や転職希望者としっかり対話を重ねられるか、また、対話を重ねてもいいと感じられるくらいに互いに惹き合うような関係を築けるかが、企業にとっての「ご縁」と言えるかもしれません。

学生や転職希望者にとってのご縁

他方、学生や転職希望者にとってはどうでしょう?

私自身、新卒での就職活動も、中途採用としての転職活動も経験していますが、共通して言えることは「提供される選択肢が極めて多い」ということです。

  • どのような就活サービスを使うのか
  • どの企業にエントリーするのか
  • 転職エージェントに依頼するのか
  • 依頼するならばどこの会社が望ましいのか
  • 2社の説明会の開催時間が重複した時はどちらに参加するべきか

自身が取った選択により、アプローチし得る企業の層は変わります。

また、新卒しか採用していない会社、経験者採用しか行っていない会社もあります。

さらには、リモートワークが推進されつつある世の中ですが、まだまだ「どこの地域に住んでいるか」は、就職先の選定に多大な影響を及ぼします。

つまり、膨大な企業数に対して、自身がアプローチし得る会社はごくわずかであり、またそれらの内訳が各種の条件によって常に変動している状況においては、自由意志のもとに選んだと思い込んでいるキャリアですら、結局は「ご縁」によって培われたものであるということです。

望ましいご縁を得るために

ここまで述べてくると、結局は縁に左右されるのではないか、という結論に至りそうですが、私としては、「縁に左右され得る就職活動・採用活動だからこそ、縁を引き込むために動くことが大事である」とそんな風に考えています。

果報を寝て待つのではなく、人事を尽くして天命を待つスタンスで、自ら動くことによって望ましいご縁を引き込むイメージです。

学生や転職者にとっては、1社でも多くの説明会や面談、面接に参加すること。

弊社のようなベンチャー企業や中小企業にとっては、全力で学生や転職者に向き合い、関係を築けるように努力すること。

それらの努力を、企業側と、学生や転職者側がいとわずに行うことができれば、双方にとって納得のいくご縁が得られるのではないでしょうか。

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就職活動にも採用活動にもご縁が大事ですよねという話

カテゴリー: LRM株式会社

はじめに

こんにちは。LRM株式会社採用担当の藤居です。

この記事を書いているのは2018年11月ですが、企業にとっての採用活動も、学生や転職希望者にとっての就職活動・転職活動も、やはり大変ですね。

景気も上向き、空前の売り手市場となっている昨今、企業は、自社にとって望ましい人材を採用するために東奔西走する日々です。

また、いかに追い風が吹いているとは言え、学生や転職希望者にとって、何もしなくても極上の内定を得られるわけでもなく、なんだかんだ就職活動に身と心を削られている方が多いのではないでしょうか。

学生や転職希望者が良い会社に巡り合うために、企業が自社にとって得難い人材を獲得するために、大事なことは何でしょう?

私は、突き詰めると、結局のところ「ご縁」に行き着くと考えています。

と言っても、大企業へのコネ入社を実現するために手練手管を用いるべきとか、良い学生を青田買いするために大学サークルに潜り込もうとか、そういうことではありません。

企業にとってのご縁

企業が採用活動を成功させるためには、よく、母集団の形成が重要だと言われます。

母集団とは、すなわち自社に興味を持ってくれているエントリー予備軍や、実際にエントリーしてくれた学生・転職希望者を指すケースが多いですね。

要は、十分なレンジの裾野を形成して、内定や入社という頂点に至る者をしっかりと確保しよう、という確率論の世界です。

ただ、一定以上の規模感を有する企業であれば意味はあるのかもしれませんが、弊社のような、知名度が少なく、そもそも母集団を確保しづらいベンチャー企業や中小企業においてはなかなか取りづらい戦略でもあります。

それより、選考を重ねる中で相互理解を十分に形成できたか、という観点の方がはるかに重要です。

極端な話、100人の応募者から1人を選び出す採用活動よりも、5人の応募者とじっくり対話を重ねて1人を選び出す方が、長期的に見て、採用活動の成功に繋がり得ると考えます。

しかし、売り手市場の昨今、学生や転職希望者が他にも数多くの企業にエントリーしている状況において、それだけの時間を積み上げるのはなかなか難しいものがあります。

従って、学生や転職希望者としっかり対話を重ねられるか、また、対話を重ねてもいいと感じられるくらいに互いに惹き合うような関係を築けるかが、企業にとっての「ご縁」と言えるかもしれません。

学生や転職希望者にとってのご縁

他方、学生や転職希望者にとってはどうでしょう?

私自身、新卒での就職活動も、中途採用としての転職活動も経験していますが、共通して言えることは「提供される選択肢が極めて多い」ということです。

  • どのような就活サービスを使うのか
  • どの企業にエントリーするのか
  • 転職エージェントに依頼するのか
  • 依頼するならばどこの会社が望ましいのか
  • 2社の説明会の開催時間が重複した時はどちらに参加するべきか

自身が取った選択により、アプローチし得る企業の層は変わります。

また、新卒しか採用していない会社、経験者採用しか行っていない会社もあります。

さらには、リモートワークが推進されつつある世の中ですが、まだまだ「どこの地域に住んでいるか」は、就職先の選定に多大な影響を及ぼします。

つまり、膨大な企業数に対して、自身がアプローチし得る会社はごくわずかであり、またそれらの内訳が各種の条件によって常に変動している状況においては、自由意志のもとに選んだと思い込んでいるキャリアですら、結局は「ご縁」によって培われたものであるということです。

望ましいご縁を得るために

ここまで述べてくると、結局は縁に左右されるのではないか、という結論に至りそうですが、私としては、「縁に左右され得る就職活動・採用活動だからこそ、縁を引き込むために動くことが大事である」とそんな風に考えています。

果報を寝て待つのではなく、人事を尽くして天命を待つスタンスで、自ら動くことによって望ましいご縁を引き込むイメージです。

学生や転職者にとっては、1社でも多くの説明会や面談、面接に参加すること。

弊社のようなベンチャー企業や中小企業にとっては、全力で学生や転職者に向き合い、関係を築けるように努力すること。

それらの努力を、企業側と、学生や転職者側がいとわずに行うことができれば、双方にとって納得のいくご縁が得られるのではないでしょうか。

Author: 藤居 朋之
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