(北海道大学HP)
概要
北海道大学のサーバが、外部と不正通信を行っていたことが発覚しました。
問題のサーバは、2015年12月27日にスパムメールの大量送信に悪用され、翌28日に送信を自動遮断しており、その後、ログなどを調査したところ、不正通信が判明しました。
サーバ内には、同大学へ在学する学生約1万8000人や卒業生約9万5000人の個人情報、企業情報約2000社分が保存されており、これらが外部へ流出した可能性があるようです。
タイムライン
2015年12月27日(日)
スパムメールの大量送信がおこなわれる。
2015年12月28日(月)
送信を自動遮断。
2016年1月4日(月)
サーバが外部と不正通信を行っていたことが発覚。
原因
弊社の見解
サーバの不正通信対策が不十分だったのではないかと考えられます。
被害
現在のところ被害は発表されていません。
対応
北海道大学は、1月4日に当該サーバをネットワークから切り離す措置を実施。また、当該学生及び企業に対して、事実関係の説明とお詫びの書簡を送付。今後、職員に対してはより一層個人情報の適正管理を徹底させ、再発防止に努める考えです。
関連情報
北海道大学「情報セキュリティインシデント(不正アクセスの疑い)について」(2016/1/13)(魚拓)
Security NEXT「北大のサーバが外部と不正通信 – 情報流出の可能性」(2016/1/13)(魚拓)