概要
群馬大学医学部附属病院の医師が、患者の個人情報が記録されたUSBメモリを紛失しました。紛失したUSBメモリには、平成27年4月以降に同病院で輸血を行った患者584人の氏名や電話番号等が記録されていました。同医師はUSBメモリを院外へ持ち出してはおらず、同医師が作業していた部屋は関係者のみ入室可能であったことから、外部に流出した可能性は低いようです。11月16日に同医師が机上の書類整理を行った際に、誤ってゴミ箱に廃棄してしまった可能性があるとのことです。
タイムライン
平成27年11月16日(月)
USBメモリ紛失
原因
弊社の見解
机上整理の際、誤ってUSBメモリをゴミ箱に廃棄したことが原因だと思われます。
被害
現在のところ、個人情報の不正利用等は確認されていないようです。
対応
同病院は、該当する全ての患者に文書による説明と謝罪を行いました。
また、再発防止策として以下の5項目を挙げています。
- 自動暗号化USBの配布と登録によるデータの暗号化の徹底
- 匿名化ソフトの導入による暗号化の徹底
- 定期的な院内の個人情報管理状況の調査・確認
- 各部署の情報管理責任者に対する再教育
- 教職員を対象とした情報管理に関する定期的な研修会の開催及び参加の義務化
関連情報
群馬大学医学部附属病院「患者さんの個人情報を含むデータの紛失について」(2015/11/27)
(魚拓)
Security NEXT「輸血患者の個人情報含むUSBメモリを紛失 – 群馬医大病院」(2015/11/30)
(魚拓)