ANA業務委託先が顧客との通話音声記録を紛失

screenshot-www.ana.co.jp 2016-07-25 23-36-03 (ANAグループ公式HP)

概要

全日本空輸株式会社(ANA)の業務委託先であるANAテレマート株式会社が顧客との通話音声を保存したUSBメモリを紛失したと発表しました。USBメモリに通話音声を記録したのは、社内教育用に使用するためだったそうです。

タイムライン

2016年7月19日(火)

同社による本件発表。HP上にお詫び文を掲載。

原因

弊社の見解

USBメモリ管理環境が充分でなかったかもしれません。USBメモリなどのメモリ媒体を保管する環境が煩雑としている場合、紛失する可能性は跳ね上がります。何気ない日頃の整理整頓が個人情報流出を未然に防ぐこともありますので、個人情報などを管理する箇所の整理整頓を徹底しましょう。

また、社内教育用で顧客の音声データをそのままを使用するのではなく、個人が特定される情報については一部編集を加えたり、パスワードロック付きのUSBメモリを使用するなど、漏えいした後を鑑みた対策が講じられれば、被害を抑えることができたかもしれません。

被害

2016年4月から6月までに記録した通話音声の一部である、235件のデータが紛失。

また紛失したデータには、顧客53名分の個人を特定される情報が記録されてあったようです。

なお、現時点では本件による二次被害の報告はないようです。

対応

ANAテレマート株式会社は、個人を特定可能な情報が流出したと思われる53名の顧客に関しては、個別での連絡をおこなった模様。

現在も事業所内で、当該USBメモリを捜索中とのことです。

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