概要
東京都商工会連合会は、補助金申請をした事業者の情報を含むUSBメモリが、郵送事故に遭い、所在不明となっていることを公表しました。
補助金の審査員から郵送にて返送される予定だったUSBメモリが、郵送途中に中継した郵便局での機械による区分処理の不備により、所在不明になったとみられています。
幸い、USBメモリ内のデータはzip暗号化され、パスワードが設定されていたようです。
タイムライン
2016年6月27日(月)
本件ネットニュースにて報道。
原因
弊社の見解
郵送事故による情報漏えいのリスクを十分に考慮していなかったと考えられます。
見落としがちですが、配送事故による情報漏えいは看過できない頻度で発生していますので、重要な情報を郵送する際は追跡可能な発送方法を選択するのが望ましいといえます。
被害
紛失したUSBメモリには下記の情報が含まれていたようです。
対象:補助金を申請した20事業者
- 企業名
- 経営者氏名
- 住所
- 連絡先
- 経営計画
- 決算書
対応
東京商工会は、紛失したUSBメモリに記録されていた該当事業者には、本件説明とお詫びを実施しています。
今後、機密性の高いデータを送付する際は、配送状況が追跡可能な発送方法を用いるようにすると発表しています。
関連情報
Security NEXT「補助金申請事業者の情報含むUSBメモリが所在不明 – 東京商工会」(2016/06/27)(魚拓)