(慶應義塾大学公式HP)
概要
慶應義塾大学の複数の職員の元に、文部科学省から発信されたように装ったウィルスが仕掛けられたメールが届きましたが、ウィルスに感染することなく、情報セキュリティ事故を未然に防ぎました。
同大学職員が、文科省から送られてきたメールの送信アドレスが文科省ではなく自民党佐賀県連のものであったことに不審感を抱き、大学内の情報セキュリティ部門に確認をおこないました。すると、添付ファイル内のウィルスが発覚し、本件が外部からのサイバー攻撃だったことが判明したそうです。
メールアドレスを不正使用された自民党佐賀県連は、本件の連絡を受け、調査したところ、メールアドレス管理サーバに不正なアクセスを発見したそうです。
再発防止策として、同連はセキュリティ強化をすると明言しています。
また、文科省も今後本件同様のメールが他大学や研究機関にも送信される恐れがあると、各方面に注意を呼び掛けています。
タイムライン
2016年5月23日(月)~24日(火)
文科省を装ったメールが同大学の6人の教職員に送信される
2016年5月24日(火)
自民党佐賀県連がメールアドレス管理サーバに不正アクセスを発見
原因
弊社の見解
同大学が職員に対し、外部攻撃を防ぐ教育を実施し、しっかりと職員に危機感を持たせることができていたからこその結果だと考えます。
被害
自民党佐賀県連のメールアドレス管理サーバが不正アクセス被害に遭いました。
対応
自民党佐賀県連は、セキュリティを強化し、不正アクセスを防ぐ対策をとったとのことです。
関連情報
NHK「文科省装うウィルスメール 慶応大職員に届く」(2016/05/26)(魚拓)