概要
在宅医療事業などを手掛けている大丸エナウィンが車上荒らしにより、医療用機器などの利用者に関する個人情報の盗難被害に遭っていたことが明らかになりました。
奈良県葛城市内の駐車場で車上荒らしに遭い、車内に置いていた従業員のカバンが持ち去られたようです。
タイムライン
2016年5月13日(金)20時ごろ
奈良県葛城市内の駐車場で車上荒らしによる、従業員のカバン盗難被害発生
2016年5月17日(火)
ホームページ上に本件に関するお詫びとお知らせ文を掲載
原因
弊社の見解
個人情報を社外に持ち出す時のルールの水準が適切でなかった可能性があります。
個人情報、特に人の健康に関わる情報は、個人情報の中でもより重要とみなされていますので、セキュリティレベルの高い取り扱いをおこなうことが望まれます。
被害
被害にあったカバンには在宅酸素や医療用機器を利用している顧客525人の氏名や受診医療機関名、使用機器の型式などが記載された書類が入っていました。そのうち307人については、住所や電話番号なども含まれているようです。
対応
同社は住所や電話番号が記載されていた307名の顧客には、順次説明と謝罪を行うとしています。本件は警察などに届け出されていますが、現時点において個人情報の回収には至っていなようです。万が一不正使用の事態が発生した場合は、警察などの協力を得て対処をおこなうようです。
再発防止策として、社規定および個人情報保護法ガイドラインに基づき従業員への再教育、個人情報取扱方法の厳格化、社内管理体制の徹底に取組むとしています。
関連情報
大丸エナウィン株式会社「個人情報の紛失に関するお詫びとお知らせ」(2016/05/17)(魚拓)
Security NEXT「車上荒らしで医療用機器の利用者の情報などが被害-大丸エナウィン」(2016/05/19)(魚拓)