大手居酒屋従業員430名分のマイナンバーが車上荒らし被害に

概要

居酒屋チェーンを展開する「鳥貴族」は4月26日、フランチャイズ店運営会社「ダンク」の社員やアルバイト計430人の個人情報が書かれた書類を、車上荒らしに遭って盗まれたと発表しました。

タイムライン

2016年3月21日(月)

フランチャイズ店運営会社「ダンク」の運営する22店舗で働く社員らの「扶養控除申告書」を乗せた車が、税理士に郵送する途中に立ち寄ったコンビニで盗難被害に遭う。被害発覚後、ダンクは所轄警察署に届け出、関係各所(顧問税理士・弁護士、総務省、各市町村窓口）に相談して対応を検討する

2016年4月5日(火)

ダンクが鳥貴族に被害を報告

2016年4月7日(木)

ダンクが個人情報保護委員会に被害を報告

2016年4月14日(木)

ダンク社長が直接各従業員へ本件に関する謝罪と報告をおこなう

2016年4月26日(火)

鳥貴族が本件を公表

原因

弊社の見解

個人情報書類を外部に発送する際の安全な体制が構築なされていなかったと考えます。

被害

盗難にあった同店従業員のマイナンバー、氏名、住所、生年月日などが記載された扶養控除申告書430名分が現在も所在不明。しかし、流出情報による二次被害報告は無いようです。

対応

ダンクは、被害にあった従業員全員にクオカード1,000円分を配布すると共に、直接謝罪した模様。さらに同社は個人情報書類の管理に関する社内管理体制の見直しやセキュリティ強化、そして外部の専門家による定期的な検証を行い再発防止に努めるとしています。

鳥貴族は本件に対する謝罪をすると同時に、「当社におきましては、厳格に個人情報を管理しており、当社従業員の個人情報が流出している事実はございません」と公言しました。

なお、ダンク並びに鳥貴族はHP上で本件に関するコメントを一切公表していません。

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