こんにちは、井崎です。
みなさんはパソコンの「ログ管理」サービスをご存知でしょうか。
ログとはパソコンを利用したときに発生する、様々な情報のことです。例えば、インターネットであるページを閲覧した時、そのページのタイトルはログになります。他にも、ファイルを削除した時、その操作もログになりますし、プリンターで書類を印刷した時、その履歴もログになります。そのようなログを一括で管理するのが「ログ管理」サービスです。
ログ管理を導入するべき理由とは?
ログ管理サービスは、主に企業内で多く導入されています。このログ管理サービスの魅力は、企業のセキュリティ事故を未然に防ぐ役割があることです。では、なぜログ管理サービスを導入すると、セキュリティ事故を防ぐことが出来るのでしょうか?その理由は大きく3つあります。
1、抑止力になる
1つ目は抑止力の問題です。抑止力といえば、軍事的なイメージがありますが、要は何らかの起こしてはならない行動を発生させないように、あらかじめ抑止しておく力ということです。
ログ管理ソフトは、その「抑止力」を向上させることができます。例えば、ある社員が、仕事の社外秘ファイルをUSBメモリに入れて家に持ち帰ろうとしているところを想像してください。もし、その社員のPCが「ログ管理」されていれば、ファイルをUSBメモリにコピーしたというログが残り、その事実が管理者に伝わってしまいます。聡明な社員なら、その時点でファイルのコピーをやめるはずです。
ログ管理サービスを導入していることを社員に周知させることで、セキュリティ事故につながりかねない社員の行動を、事前に「抑止」することができるのです。
2、事故が発生しそうなことに気付ける
2つ目は、セキュリティ事故が発生しそうになった時、直前に防止できるということです。
いくつかのログ管理システムには、アラーム機能がついています。例えば社内のPCに不正なアクセスがあったとき、ログ管理サービスは、それを解析し、不正アクセスが発生していることを管理者にアラームで通知してくれます。他にも、ログ管理サービスによっては、不正なファイル操作があった時や、ソフトウェアのセキュリティパッチが適用されていないときにも、アラームを発報できるサービスもあります。
3、事故の原因を突き止められる
3つ目は、もし万が一事故が起こってしまった場合、その原因を突き止め、次回に生かせるということです。
社内の情報が流出したが、結局犯人が突き止められなかったという事例は少なくありません。ログ管理ソフトを導入していれば、外部に流出してしまったファイルがどのようなルートを辿ったのかを把握できるため、事故の原因究明に役立ちます。日本の企業は、海外に比べて、セキュリティ事故が発生してしまった時の事後対応が下手だと言われています。
最悪の事態が起こっても、早急に原因を突き止め、世間からの信頼を回復し、次回以降に同じことが起こらないように心がけることは、とても大切なことです。
以上のように、社内にログ管理サービスを導入することは、セキュリティ事故の防止に、大いに役立ちます。まだ導入されていない会社の方は、是非一度、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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