こんにちは、毎床です。
この間まであんなに暑い暑いと嘆いていたのに、いつのまにやら涼しくなってしまいましたね。
この丁度良い気温を維持して欲しいです…
さて、今回は、生体認証についてお話したいと思います。
生体認証って何?
みなさん、生体認証って何だかご存知ですか?
バイオ認証、バイオメトリクスなんて名前でも呼ばれています。
これは、個人認証の方式の一種のことで、指紋、声、虹彩などといった人間が持っている身体的な特性を活かして個人を認証する仕組みのことです。
昔はSF映画の中のお話でしたが、いまやiPhoneやATMなど、身近なものにも活用されていますよね。
この生体認証は、パスワードやICカードなどのこれまでの個人認証に比べて、紛失したり忘れてしまうということがなく、また、偽造も難しいとされています。
生体認証の問題点
ここまで聞くと有用な認証方式であるように感じるかもしれません。
でも、実際には課題もたくさん残っています。
たとえば、顔で個人の認証をおこなっていた場合、メガネをかけていたら認証してもらえなかったとか、化粧を変えたら認証してくれなくなったとか、ちょっとした変化に対応できず、本人であるにもかかわらず認証されない可能性があります。
また、指紋などは一生変わることがありません。
パスワードによる個人認証をおこなっている場合であれば、もし情報が漏えいしてしまったとしても、パスワードを変えれば済む話です。
しかし、指紋となるとそうはいきません。
実際、アメリカでは2015年7月にアメリカ政府機関のコンピューターシステムがサイバー攻撃を受け、2000万人以上の個人情報が流出しました。
その際、560万人もの指紋データが漏えいしてしまったそうです。
いまやいろいろな場面で活用されている生体認証。しかし、本当に安全なのかを今一度考えたほうがいいのかもしれません。