概要
2016年4月5日、越前信用金庫が、顧客の名前や住所などが書かれた預金口座振替依頼書計6287枚を紛失したと発表しました。同信金の見立てではたていし支店(同県勝山市)など3支店で誤って廃棄した可能性が高いとのことです。顧客が今後あらためて依頼書を提出する必要はありません。
タイムライン
2015年9月
たていし支店に顧客から依頼書の内容に関する問い合わせがあり、紛失発覚。
2016年4月5日(火)
預金口座振替依頼書計6287枚の紛失を公表。
原因
弊社の見解
同信金の預金口座振替依頼書に関する、保管・破棄のマニュアルの周知や教育が現場に対して不十分であったと考えられます。
被害
情報の不正利用などの事実は確認されておりません。また、2016年4月8日時点では、二次被害の報告もなされていません。
対応
対象となる顧客には、説明と謝罪の書面を発送したようです。依頼書は預金口座から各種引き落としを始める際に提出され、同信金でデータとして登録した後、事実上、半永久的に保管するそうです。同信金は「事態を深刻に受け止め、再発防止、管理の強化を図る」と話しています。
関連情報
福島新聞「越前信金が振替依頼書6千枚紛失 情報流出の可能性は低く」(2016/04/06)(魚拓)
越前信用金庫「預金口座振替依頼書の紛失について」(2016/04/05)(魚拓)